最後の証人
検事だった佐方という男は弁護士に転身し,ある事件の弁護を引き受けることになります。
ある女性が,関係を持った男性を殺害しようとします。過去起こった事件が原因でした。最後の証人とは一体誰なのか!
検事の本懐
佐方貞人が弁護士になる前の検事時代の話です。「最後の証人」とは時系列的には先の話になります。佐方には弁護士であった佐方陽世という父親がいました。父はある事件の容疑で逮捕され,控訴せずに実刑判決を受けました。その理由が深いです。佐方にとっての「本懐」とは何なのか?
検事の死命
ある日,玲奈という少女が列車内で痴漢に遭います。その容疑者が武本という男。武本を控訴し,敏腕弁護士である井原と法廷で争います。佐方は武本の犯罪を突き付け,有罪に持ち込むことができるのか。法廷での対決が面白い作品です。
検事の信義
容疑者の中には,無罪を主張するものもいれば,今回の作品に登場する人物のように敢えて有罪を望む者もいます。しかし佐方がやるべきことは「罪を犯したものをまっとうに裁かせること」です。それが佐方の信義。佐方は真実を導き出すことができるのか?